水戸部 邦夫

 七月十三日(土曜日)梅雨の最中であったが快晴、新潟市紫竹山の「湖畔」で県連囲碁大会が行われた。駅南で開かれたのは初めてである。
 県内各地から十九名の碁打ちが集まる。今年の正月水原町の近くの出湯温泉で一泊して碁を打った以来の懐かしい顔振れが多い。

 開催は十時、小柳大会幹事の司会のもと、県連会長代理斎藤専務理事、大同生命新潟支社長三浦吉博から激励の挨拶が述べられ、協同組合の鈴木副理事長ほか三名の来賓紹介があった後対局開始。

 試合はABCの三組に分けられ、A組は税協杯、B組は県連杯、C組は大同杯をそれぞれ争うことになった。
 ホテル湖畔は古い建物であったが会場は広々として気持ちがよい、十面の碁盤が小さく見える。
 対局が進むに従って盤上の黒白がすばらしい模様を描く、変化して行く、最後は勝ち負けとなるが、その模様をつくり出す黒白の石の流れが楽しくもある。

 各組の総当り戦も五時過ぎ終り表彰式が行われた。

結果発表
A組 優勝
二位
三位
飯田 正勝
熊木 時雄
小柳 充夫
五段
四段
六段
B組 優勝
二位
三位
水戸部邦夫
富岡 清嗣
岡  政雄
四段
四段
参段
C組 優勝
二位
三位
斉藤 武彦
五十嵐清次郎
石田 光英
一級
初段
初段


 表彰式の後は、恒例の懇親会。内山八段の乾杯の音頭で開宴、上座にすわる優勝者から満面笑顔で語る優勝の弁。
 座は本日の対局の話し、地元碁会の話しに花が咲き、十月十二日の本会囲碁大会(長野市)に頑張りましょうの合い言葉で閉宴。

 県連囲碁大会は三十六回目と聞く、草分けの内山先生、会のリード役の小柳先生の指導や努力のおかげで今日の日がある。感謝に堪えない。
 囲碁はコンピュータで初段止まり、その奥深さはゲームの比ではない。渦中に入ればストレス解消、ボケ防止にはこの上ない薬であろう。